アトピー性皮膚炎の新しい治療法 生物学的製剤(バイオ製剤)・JAK阻害薬|静岡県静岡市葵区の皮膚科|佐野ヒフ科クリニック

ATOPIC DERMATITIS

アトピー性皮膚炎に効果的な 「生物学的製剤
(バイオ製剤)
「JAK阻害薬」
とは?

アトピー性皮膚炎に効果的な「生物学的製剤(バイオ製剤)」「JAK阻害薬」とは? アトピー性皮膚炎に効果的な「生物学的製剤(バイオ製剤)」「JAK阻害薬」とは?

近年では、アトピー性皮膚炎の悩みを和らげる新薬の開発が進んでいます。佐野ヒフ科クリニックでは、ステロイド外用薬や免疫抑制剤などによるこれまでの治療法では症状が治まらない方に対し、新たな選択肢である「生物学的製剤(バイオ製剤)」と「JAK阻害薬」を処方しています。

こんな方は
ご相談ください

  • 長年、ステロイド外用薬を
    使っていても良くならない
  • 一時的に症状が治まってもすぐに
    ぶり返す
  • 強いかゆみで眠れない・
    集中できない

患者さんとの対話を通じて適した薬を提案します

しっかり通って肌を

長期的に安定させたい

自宅で注射を

管理できるか不安

注射は苦手だから

飲み薬が良い

持病があり

副作用が心配

できるだけ

費用を抑えたい

佐野ヒフ科クリニックでは、患者さん一人ひとりと向き合って症状の強さやライフスタイルに適した薬剤を提案しています。アトピー性皮膚炎が生活の質に与える影響を少しでも軽減できるように、また、治療自体が生活の負担とならないように考えて治療方法を選択しています。

医療費の助成について

生物学的製剤やJAK阻害薬による治療は保険が適応されますが、それでも月額数万円と高い費用を要します。この費用の負担を軽減するために利用できる制度として、全国健康保険協会では「高額療養費制度」があり、静岡市では「子どもの医療費助成制度」が設けられています。また、加入している健康保険組合によってはに上乗せして付加給付を受けられる場合があります。

高額療養費制度について

高額療養費制度は、医療費を支払った後に申請手続きを行うことで自己負担限度額を超えた分が払い戻される制度です。年齢や収入などによって払戻額が異なるため、詳細はご加入の健康保険組合にご確認ください。

全国健康保険協会:
高額療養費制度について
子ども医療費助成制度について

子ども医療費助成制度は、静岡市の18歳未満のお子様を対象として通院や薬代などの助成を受けられる制度です。ご希望の場合は「子ども医療受給者証」に加えて「子どものマイナ保険証」や「資格確認証」などを受付でご提示ください。

通院自己負担
1500円まで
入院・薬代
全額助成0
静岡市:
子ども医療費助成制度について
付加給付制度について

付加給付制度は、患者さんが加入している健康保険組合が設けた独自の付加給付を受けられる制度で、国で定められた高額療養費に上乗せして医療費の自己負担限度額の超過分が払い戻されます。なお、制度の有無や内容は健康保険組合によって異なるため、詳細はご加入の健康保険組合にご確認ください。

注射タイプの 「生物学的製剤(バイオ製剤)

ステロイド外用薬やプロトピック軟膏など抗炎症外用薬で効果が得にくい場合にも効果が認められる注射タイプの薬剤が続々と開発されています。
来院して院内で注射を継続するか、自己注射の指導を受けてご自宅で注射するか選択可能な薬剤が多く、患者さんの症状や生活スタイルに合わせて投与方法を提案します。

デュピクセント(デュピルマブ)

かゆみや皮疹の原因物質である「IL-4」「IL-13」の働きをピンポイントにブロックする注射薬のため、感染症のリスクが低く、生後6ヶ月以上の小児から高齢者まで幅広い方に使用できます。
その最大の特徴は、一定期間使用することでかゆみや皮疹を改善し、長期的に安定した状態の肌を保てることです。また、即効性があるため強いかゆみも早期に抑えられ、心身のストレス軽減にもつながります。

対象年齢

小児:生後6ヶ月以上15歳未満

成人:15歳以上

投与間隔

2週間に1回

主な副作用

結膜炎・注射部位反応 など

投与スケジュール

通常、成人にはデュピクセントは投与開始日のみ2本を皮下へ注射し、その後は2週間に一度、1本を注射します。

  • 小児の場合、体重によって投与スケジュールが異なります。
デュピクセントについて

アドトラーザ(トラロキヌマブ)

2022年に日本での使用が承認された比較的新しい注射薬です。かゆみや皮疹の原因物質の「IL-13」に作用し、デュピクセントで見られる結膜炎などの副作用の発現が少ないことが特徴です。

対象年齢

成人:15歳以上

投与間隔

2週間に1回

主な副作用

結膜炎・注射部位反応 など

投与スケジュール

通常、成人にはアドトラーザは投与開始日のみ2本を皮下へ注射し、その後は2週間に一度、1本を注射します。

  • 小児の場合、体重によって投与スケジュールが異なります。

イブグリース(レブリキズマブ)

2024年に日本での使用が承認された比較的新しい注射薬です。アドトラーザと同様、かゆみや皮疹の原因物質「IL-13」に作用します。状態に応じて投与間隔の延長ができることが特徴です。

対象年齢

小児:12歳以上かつ体重40kg以上

成人:15歳以上

投与間隔

2週間に1回(状態に応じて4週間に1回に変更可能)

主な副作用

結膜炎・注射部位反応 など

投与スケジュール

通常、イブグリースは投与開始日・2週間後のみ2本を皮下に注射し、その後は2週間に一度一本を注射します。

  • 小児の場合、体重によって投与スケジュールが異なります。

ミチーガ

2022年に日本の製薬会社(マルホ社)が発売した注射薬です。かゆみやバリア機能低下の原因物質「IL-31」の働きに作用するため、非常に強いかゆみ抑制効果が期待できます。

対象年齢

6歳以上 年齢はあくまでも目安で、医師が適応を判断します。

投与間隔

4週間に1回

主な副作用

感染症・皮膚症状の悪化・過敏症・注射部位反応 など

投与スケジュール

通常、ミチーガは13歳以上の場合は60mgを、6歳以上13歳未満の場合は30mgを4週間に一度、皮下に注射します。

飲み薬タイプの 「JAK(ジャック)
阻害薬」

注射が苦手な方には、JAK(ジャック)阻害薬という飲み薬もあります。
なお、飲み薬は一部の方に感染症などの副作用リスクがあるため、定期的に採血して異常がないか観察する必要があります。

リンヴォック(ウパダシチニブ)

免疫をつかさどる細胞の中にある「JAK」の中でも「JAK1」に作用することで、かゆみや皮疹に幅広く優れた効果を発揮します。

対象年齢

小児:12歳以上かつ体重30kg以上

成人:15歳以上

投与間隔

1日1回

主な副作用

感染症・ニキビ・頭痛 など

サイバインコ(アブロシチニブ)

免疫をつかさどる細胞の中にある「JAK」の中でも「JAK1」に強く作用することで、かゆみの抑制に対して即効的な効果が期待できます。また、効果や副作用に応じ、服用量を増減して調整できることも特徴の一つです。

対象年齢

小児:12歳以上(体重の制限なし)

成人:15歳以上

投与間隔

1日1回

主な副作用

感染症・ニキビ・頭痛 など

オルミエント(バリシチニブ)

免疫をつかさどる細胞の中にある「JAK」の中でも「JAK1」「JAK2」に作用することで、かゆみや皮疹の抑制に対して効果が期待できます。JAK阻害薬の中では副作用が比較的マイルドな薬です。

対象年齢

小児:2才以上(体重によって用量調整あり)

成人:15歳以上

投与間隔

1日1回

主な副作用

感染症 など

あなたの生活に
合う薬を見つけましょう。

薬の効き目や副作用の発現は患者さんによって異なります。また、生物学的製剤やJAK阻害薬は高額な薬剤が多く、経済的な負担の観点も欠かせません。アトピー性皮膚炎の状態に応じて投与量を増減させたり、薬の変更が必要となることもあります。佐野ヒフ科クリニックでは、患者さんの症状やライフスタイルに合った治療法を見つけていきたいと考えておりますので、アトピー性皮膚炎でお悩みの方は是非ご相談ください。

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